ダイエットにも効果的?健康食としての紅芋の効用に迫る!

#産地だより

紅芋の持つ栄養素とその効果とは

今回は、健康食材としても評価の高い紅芋の栄養素や期待できる効用についてまとめてみました。

 

1、アントシアニンが豊富

 

紅芋は、ヤムイモの一種で鮮やかな紫色が特徴。

その紫色の正体は、アントシアニンの色素によります。

ポリフェノール一種で、強い抗酸化作用があり、

白内障や視力低下の予防など、目にいい効果が期待できます。

 

 

2、疲労回復に風邪防止に効く「ミネラル・ビタミン」が豊富

 

紅芋に含まれるビタミンには、柑橘類に匹敵するビタミンCが豊富。

これは、お肌の老化を防ぎ、疲労回復に効果のあると言われる栄養素の一つです。

またビタミンB群やベータカロテンも豊富なため、風邪予防やストレスに強い心身をつくる上で

効果があると言われています。

 

 

3、便通・抗ウィルスに良い成分「ヤラピン」

 

食物繊維が豊富なのもお芋の特徴です。

そして胃の粘膜を保護したり排便を促したりする効果があるヤラピンを多く含んでいます。

芋を切った時に出てくる白い液が「ヤラピン」と言われる成分で、

かんしょ(芋類)にだけ含まれています。

 

さらにコロナ禍の時期には抑えておきたい情報として、

ヤラピンには、抗ウィルスの作用があること。

皮に多く含まれている為、できるだけ皮ごと食すことを心がけたいものです。

 

 

3、むくみや血圧を下げる効果がある「カリウム」

 

カリウムは、体に溜まった余分な水分や塩分、むくみの原因となるナトリウムを

体外に排出させる働きを持ち、体になくてはならないミネラルの1種です。

 

むくみ解消だけでなく、ストレスやお酒の飲み過ぎによる血圧上昇を

下げる効果があるのもカリウムです。

 

サツマイモのカリウム含有量は、100gあたり約470mg。

これは精白米100gあたりカリウム含有量(約88mg)と比較すると、およそ5.4倍。

 

調理の仕方でカリウム含有量が変わるため、

食べ方の工夫をすることでより効果を期待することできます。

 

 

《100gあたりのカリウム含有量》

生サツマイモ:約470mg

焼きいも:約540mg

蒸したサツマイモ:約490mg

蒸し切干サツマイモ:約980mg

 

 

食べ方にひと工夫でダイエットや美容にも有効

 

紅芋などの芋類は、炭水化物源となるでんぷん質を多く含む食材です。

しかし、食物繊維・ミネラル・ビタミンをバランスよくもち、新陳代謝を高め、

コレステロールや脂肪を減少させます。

低GI食材であるため、急激な血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるので、

ダイエットなど体を整えたい時には

日頃から取り入れると非常に心強い食べ物でもあります。

 

食べ方としては、

皮ごとや冷やして食べることで食後の血糖値の急上昇を抑え、

食物繊維が多く含まれることから腹持ちの良さやドカ食いを抑える効果もあると言われています。

 

また、干し芋などは子供のおやつとしても最適。

秋から冬の旬の時期には

焼き芋やふかし芋、煮物、素揚げなどで積極的に食べたいものですね。

 

 

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