子供から大人まで楽しめる農業体験!沖縄での新たなツーリズムの可能性とは?

#Life Style

2022年に、政府の農林水産物・食品輸出額の年間輸出額目標1兆円を突破。

今、地方の基幹産業としての再起を図って農林水産省農業改革が進められています。

そんな中、グリーンツーリズムとしても人気の高いのが農業体験です!

 

コロナ前は、海外からの旅行者にも人気の高く、

国内では昔から子供の食育や情操教育の一環としても取り入れらています。

今回は、農業体験の魅力やメリット、新しい農業体験ツーリズムの可能性についてまとめてみました。

 

 

農業体験が人気な理由と得られる効果とは?

 

農業体験の参加目的は多様で、人気の背景には日常と異なる自然体験ができることも理由の一つ。

例えば、広い農地の風景、食物の成長、土を触ることや畑にいる虫や生えている植物の発見することなど、

畑作業から触れる世界は、五感を刺激する新しい体験ができます。

特に、子どもにとってはこうした体験が「非認知能力」を高める効果があるといわれています。

※非認知能力とは、知的能力(IQ)と対象に点数が難しい内面的スキル「ライフスキル」「人間の気質や性格的特徴」を指します。

 

 

こうしや学びに連動して、食物がどんな風に栽培され、収穫され、食材として食卓に並ぶのか、

生産から消費までの一連の過程を見ることができ、

食育の観点からも農業体験は多くの保育園や学校でもカリキュラムの一つとして取り入れられています。

 

その他にも、農作業による心地よい疲労感や爽快感は心身のリフレッシュにも繋がり、

自然との対話から生まれるヒーリング効果が期待できたり、

パーマカルチャーや家庭菜園などに関心の高い方にとっては、プロの技を教えてもらうこともできるでしょう。

 

 

 

 

ツーリズムコンテンツとしての可能性

 

グリーンツーリズムや農業インターン、農業リトリート、こどもの食育・自然体験学習など

「農業」が他テーマと掛け合わせた新しいツーリズムの形も多く出てきました。

例えば、このようなカテゴリーの農業体験ツアーを探すことができます。

 

  • 食育や自然体験学習(教育)
  • SDGs(環境・農業)
  • 就労(仕事・インターン)
  • リトリート(癒し・メンタルヘルスやウェルビーイング)
  • ワーケーション(観光)

 

こうした農業体験のシーンの広がりは、地域創生の文脈や農業の6次産業化に加え

コロナ禍以降ニーズが出てきた「ワーケーション」という新しい働き方の文脈でも相性がいいコンテンツです。

ワーケーションとは、「ワーク」と「バケーション」を融合した造語。

テレワークによる場所に捉われない働き方の推進を背景に、

地方での余暇と仕事のライフワークバランスを図る新たなワークスタイルです。

旅先での余暇の過ごし方に農業体験は地域の人とのコミュニケーションや特産品を知るきっかけになったりと相性のよいソフトコンテンツになるかもしれません。

 

 

他にも、農業従事者が年々減っていく日本において、農業の人手不足解消や後継者育成など

農業人口を増やす働きとして「農業インターン」というものもあります。

仕事として農業に関心がある方が実際に、農作業を現場でやりながら短期就業体験するもの。

 

就労意識を育んだり、理想と現実のギャップに衝撃をうけてしまう「リアリティショック」の軽減など

農業を仕事に選ぶ際に就労のミスマッチを防ぐことにつながるとのこと。

 

Omoimoの提案する紅芋「沖夢紫」が栽培される久米島でも、

自然の豊かさという強み「観光」×「〇〇」といった他分野と掛け合わせた

新しいツーリズムが提案できるかもしれません。

 

 

 

Omoimoの紅芋畑で、我らもいざ!収穫体験。

 

翻って、Omoimoメンバーは農業体験を通じた新しいソフトコンテンツの開発に勤しむため、

久米島出張では、工場見学に続き、紅芋の収穫体験も行って参りましたよ!

今回は、苗植えと収穫後の畑を耕す見学と紅芋の収穫体験にチャレンジ。

 

最初に、苗植え機を使って農家さんが苗植えの見学からスタート。

 

 

機械で苗植えしたり、苗の状態や土の状態をみて、上手くできなかったものは手作業で行っています。

 

 

いくつか畑があり、品種や畑の土質で分けて栽培されていました。

収穫時期を迎えた畑に移動したあとは、芋掘り機を使って収穫です。

芋掘り機で作業を行うとあっという間にたくさんの芋が掘り出され、その大きさにビックリです!

 

 

2013年には、アリモドキゾウリムシという病害虫が久米島では根絶されましたが、

その他にも病害虫のイモゾウムシの根絶に力を注いでいる農家さん。

イモが病害虫にやられて腐っていないか、芋の端を切って一つ一つ状態を確認。

 

 

病気になった芋は、こんな風になるんだよとみせてくれました!

一番びっくりしたのは臭いがあること。

風下に立っていたメンバーは思わず、「くっさぁ〜い!!!」と声を上げていました。笑

 

 

とはいえ、1列だけの収穫でしたが、何十ケースにもなる量です。

サイズごとに仕分けして、一番大きいサイズのケースでパチリ♪

ずっしりとした重さと爽やかな汗に涼しい風が心地よい農業体験となりました。

 

Omoimoでも、久米島の紅芋農家さんと連携して今後は収穫体験ツアーも企画していきたいと思っています。

久米島ののんびりとした風景やあたたかい農家さんと、自然たっぷりの環境で体験する農業体験は、

癒しの効果も抜群だなと実感。

面白い企画を立ち上げていけたらと日々精進です。

 

 

 

 

 

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